手作り石鹸を自分で作るのが流行っていますね。しかし、薬品を使用することからなかなか敷居が高くて始められないと言う方も多いようです。手作り石鹸に使う苛性ソーダは取り扱いに注意が必要な薬品ですので、怖くてなかなか手が出せませんよね。しかし、ペットボトルを使うことで安全かつ簡単に初心者でも手作り石鹸を作ることができるのです。ペットボトルを使って安全に手作り石鹸を作る方法をご紹介します。
目次
ペットボトル手作り石鹸のメリットとは
作り方をご紹介する前に手作り石鹸をペットボトルで作ることのメリットをご紹介します。手作り石鹸の作り方で一番オーソドックスなのがコールドプロセス製法です。ペットボトルの手作り石鹸もコールドプロセス製法で作ります。
コールドプロセス製法の手作り石鹸
コールドプロセスの手作り石鹸は苛性ソーダと精製水、オイルなどをかくはんして作る製法です。この時に使用する苛性ソーダは劇物指定されているくらい危険な薬品です。使用には最新の注意が必要です。作り方は簡単で、苛性ソーダと精製水、オイルや精油などを混ぜて型に流し込んで固めるだけです。混ぜるのは泡立て器などの装具なので劇物の苛性ソーダが飛び散らないように注意する必要があります。コールドプロセス製法ではこだわった手作り石鹸を作ることができますが、苛性ソーダの取り扱いに気を使うのと使用する道具が多く準備や後片付けが面倒なのが難点です。
ペットボトルを使ってコールドプロセス製法で石鹸を作る
コールドプロセス方式で作る手作り石鹸をペットボトルを使って作ってしまいましょう。作り方は材料をペットボトルに入れて振りまぜるだけ!ペットボトルを使うことで使用する道具の量もぐっと減り準備や片付けが楽になります。泡立て器やハンドミキサーで混ぜることもないので苛性ソーダの飛び散りも気にしなくて大丈夫です。ペットボトルを振り続けるのがちょっと大変ですが慣れれば簡単にできますよ。
ペットボトルで手作り石鹸の作り方
ペットボトルを使って手作り石鹸を作ってみましょう。レシピや分量はお好みのもので作ってみてください。
【材料】
・2リットルのペットボトル(小さいものをたくさん作る場合は500mlのペットボトルを数本でも可)
・ペットボトルカバー(タオルなどで代用可)
・苛性ソーダ
・精製水
・オイル
・お好みの精油
・プラスチック容器
・石鹸の型
・ゴム手袋
・メガネ
【作り方】
劇物を使用するので必ずゴム手袋とメガネをつけます。
①ペットボトルに亀裂などがないか確認してからオイルを分量測って入れます。
②苛性ソーダと精製水も測っておきます。
③苛性ソーダと精製水をプラスチック容器などで混ぜます。
④オイルをペットボトルごと湯煎にかけて温めます。
⑤オイルの入ったペットボトルに③の苛性ソーダ溶液を入れます。
⑥ペットボトルの蓋をしっかりと閉めペットボトルをポリ袋で覆います。(中身の飛び散りを防ぐため)
⑦ペットボトルをよく振って中身を混ぜます。
⑧マヨネーズくらいの硬さになったら石鹸の型に流し入れます。
⑨石鹸を入れた型を発泡スチロールなどで保温し24時間ほど放置します。
⑩型から出して切り分け1〜2ヶ月乾燥させて完成です。
ペットボトルをフリフリして安全に手作り石鹸を作ろう
ペットボトルをフリフリすることで手作り石鹸が安全かつ簡単に作ることができます。初心者の方はペットボトルを使ったほうが簡単に石鹸を作れますので試してみてください。