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手作り石けんの加工法

手作り石けんの加工方法

手や体を洗うのが目的の石けんですが、石けんをアート作品として加工するのが密かなブームとなっています。手作り石けんには、デザインを考える楽しみ、作る楽しみ、使う楽しみがありますが、さらにそこから加工して見る楽しみも増えました。石けんの加工として不動の人気を誇っているのがソープカービングですが、特殊な専用ナイフを使用する必要もある上、独学では行うには難易度が高いです。一方、最近人気の出てきた石けんアートのデコパージュはコツはいるものの、身近な材料で簡単にできる上、カービングのような難しい技術は必要ないため、注目の石けん加工法です。

石けんデコパージュ

デコパージュとはフランス語で「切る」という言葉が語源で、写真や雑誌など好きなデザインのものを切り抜いて、専用のデコパージュ液で様々なものに張り付けて、自分好みに飾り付けることです。貼り付けるベースになるのは、表面が平らなものが適しており、アクリルやガラス、陶器素材が一般的ですが、どんな素材でも行えるため、最近では身近な素材である石けんやロウソクのデコパージュが注目されています。飾っておくのはもちろんのこと、大切な人へのプレゼントとしても喜んでもらえます。

必要なものは、表面が平らな石けん、使いたい柄のペーパーナプキン(エンボス加工をしていないもので、上の1枚だけを使います)、デコパージュ専用液、平筆、はさみです。デコパージュ液と通常の糊との相違点は、デコパージュ液が接着剤、トップコート、防水の3つの役割を兼ねていることです。雑貨などでデコパージュを楽しむ人の間では、IKEAやマリメッコのような北欧らしいお洒落な柄のペーパーナプキンを好む傾向にあるようですが、大柄のものが多いため、小さい石けんに施す場合には向かないものもあります。小さめの柄など石けんの大きさに合うペーパーナプキンを選ぶと良いでしょう。

作り方の手順

2種類のデザインを重ねる場合は、薄い色を一番下にし、順番に濃い色を重ねて貼り付けていきます。

①好みのペーパーナプキンを探し、使いたいデザインを一つずつキレイに切り取ります。

②石けんの表面に施したいデザインを考えます。

③石けんの表面にデコパージュ液で縦・横の両方面に下塗りします。

④切り抜いたペーパーナプキンのデザインをシワがいかないようにゆっくり貼り付けて出来上がりです。

⑤水でぬらしてかたく絞ったガーゼやキッチンペーパーなどで、石けん表面にはみ出ているデコパージュ液を丁寧に拭き取ります。

ソープカービング

タイの宮廷から伝わる伝統工芸のフルーツと野菜のカービング(彫刻)ですが、タイでは同時に石けんのカービングも人気があります。フルーツや野菜のカービングは、タイに足を運んだことがある人なら、ホテルのレストランなどで豪華に飾り付けてある龍や花などの南国フルーツや野菜のカービングを目にしたことがある人も多いでしょう。人間技とは思えないような微細な彫刻の数々に目を奪われますが、やはり生もののため、せっかくのカービングも1~2日で廃棄されてしまいます。美意識が高く細かい作業を好む日本人が目をつけたことから日本でもカービングがブームとなりましたが、フルーツの価格が高いことと、野菜ではせっかくの作品が残せないことから、日本では石けんのカービングを好む傾向にあるようです。

タイにはカービング専門の学校が多数あるのですが、本場タイのカービング技術を学んできた日本人が、日本でソープカービングの教室を開催し始めたことから一気に人気が高まりました。全国各地で多くの教室があるのですが、簡単に独学でできるデコパージュと異なり、高度な彫刻技術が必要になることから、受講の需要は高いようです。

道具は、専用の極薄刃のカービングナイフのほか、彫刻刀を使う場合もあります。石けんに関しては、硬いものは細かい作業が困難なことから、彫刻しやすい粘度のあるもの好まれる傾向にあるようです。利用できる石けんは限られるものの、石けんとナイフのみで手軽に始められることから、習い事の一つとしても人気があるようです。