日本が誇るお酒の一つに日本酒がありますよね。日本酒は料理に使われたり、化粧品などにも使われており、幅広く活躍しています。そんな日本酒にはどんな効果があるのでしょうか?
目次
そもそも日本酒とは?
よく日本酒と一言で言われていますが、日本酒にはなんと9種類も存在します。純米大吟醸酒・大吟酒・純米吟醸酒、吟醸酒・特別吟醸酒・純米酒・特別本吟醸酒・本吟醸酒・普通酒と分類されています。1番初めから高価な順番となっています。
「純米」とは、お米と米麹だけで作られているお酒のことです。つまり、純米酒・特別純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸のことです。ちなみに、米麹はカビの一種で、このカビがアルコールを作るもとなんです。安心してください。このカビは体に害のないカビです。吟醸酒・
逆に、「純米」という記載がないものは、お米・米麹・醸造アルコールで作られています。つまり、普通酒・本醸造酒・特別本醸造酒・吟醸酒・大吟醸酒ということです。
醸造アルコールとは、濃いめの焼酎のことです。日本酒と混ぜて作られているんですね。この手法は江戸時代から実施されています。アルコール度の低いお酒は製造工程で雑菌などが入りやすく、すぐダメになってしまう為、焼酎を入れているのです。いわば防腐剤の役割ということです。
しかし、「純米酒」>「本醸酒」というわけではなく、純米酒=濃い口で甘め・本醸酒=薄口で辛めという傾向にあります。そんな日本酒ですが、体にはどのような影響を与えてくれるのでしょうか?
日本酒の持つ効果
まず、リラックス効果があります。お酒を飲むとゆっくり寝られるというのもここからきているのかもしれません。その他、ストレス解消や、抗酸化作用なども期待できます。中でも、注目したい成分をご紹介していきます。
米こうじ酸 ▷こうじ酸は、肌の透明感アップが期待できます。シミやそばかすなどの原因であるメラニン色素の生成を抑制してくれるといわれています。
アミノ酸 ▷ほうれい線やたるみなどにおすすめです。その他、乾燥して化粧ノリが悪い方にもオススメです。肌の潤いを保ち、頬のたるみを予防する効果があります。
フェルラ酸 ▷アンチエイジング効果が期待されます。紫外線の吸収を抑えてくれる働きがあるため、シミやしわ、たるみの予防にもオススメです。
フルーツ酸 ▷フルーツ酸には、古い角質を取り除くピーリング効果があるといわれています。
こんなにも優秀な成分がたくさん入っている日本酒ですが、どうやってハンドメイドソープに使うのかを最後にご紹介します。
日本酒をハンドメイドソープに入れよう!
①まず、熱を通してアルコールを飛ばします。なぜなら、アルカリ性と反応して、噴き出してしまうことがあるからです。
②熱を通してアルコールを飛ばした日本酒を冷蔵庫で冷やしておく。この方が馴染みやすくなるそうです。
③精製水と苛性ソーダを混ぜ、お好きなオイルに少しずつ足していきます。(このとき、オイルと苛性ソーダ入り精製水の温度を合わせておいてください。)
④ある程度混ぜてから、日本酒を入れていきます。日本酒をいれると固まりやすくなるので、焦らないでください。
⑤型に流し込んで乾燥させます。
⑥固まったら取り出してカットして完成です!
簡単にできちゃいますね。お酒を飲むのはちょっと苦手…という方でも、これならいけそうですね!日本人の透き通るような美肌を毎日のケアで作っちゃいましょう