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竹炭とは?
炭のなかでも、竹炭は汚れやにおいのもととなる細菌を除去し消臭効果が高いことから、
注目されています。竹炭を顕微鏡で見てみると小さな孔がたくさんあいており、その孔が通気性・通水性をよくしてくれるので湿気を抑える働きもありハウスクリーニングなどでも活用されています。また、食用としても売られている竹炭パウダーにはデトックス作用などもあると言われており「食べる竹炭」も密かなブームとなっているそうです。今回は、竹炭パウダーを使った手作り石鹸をご紹介します。
手作り石鹸と竹炭
石鹸に炭?と驚かれるかもしれませんが、作ってみると意外とオシャレに出来上がります。
〇消臭・抗菌効果
竹炭を配合することで消臭や抗菌に効果があります。バスルームやトイレなどでも置いておきやすいですね。
〇ミネラルが豊富
竹炭には豊富なミネラルが含まれています。カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄分などの天然ミネラルが豊富に、バランス良く含まれているのでお肌を優しく洗い上げてくれます。
〇おしゃれな見た目に
竹炭石鹸ってどんな見た目になるの?と思うかもしれませんが、作り方や配合でオシャレな石鹸を作ることも可能です。ちょっとシックなイメージや男性へのプレゼントにも良いかもしれません。
竹炭を使った作り方
石鹸作りに使える竹炭パウダーを使った手作り石鹸の作り方をご紹介します。
〇黒×白のマーブル石鹸
<材料>
基本の手作り石鹸の生地(白)
<作り方>
基本通り手作り石鹸の生地を作ったら、お玉一杯分を違うボウルに移します。そこに、小さじ二分の一くらいの竹炭を加え混ぜ合わせます。その真っ黒になった生地を再び元のボウルに合わせてマーブル模様になるように数回混ぜます。くっきりとした模様にしたい場合は混ぜすぎないように大きく生地を合わせるのがポイントです。そして型入れすれば、シックなモノトーンの石鹸の完成です。
〇グレーの石鹸
<材料>
基本の手作り石鹸(白)
<作り方>
基本通りの手作り石鹸を作ったら小さじ二分の一~小さじ一の竹炭パウダーを加えてよく混ぜ合わせます。グレーの色味がおしゃれな石鹸の出来上がり。少し彫刻のような型に入れて固めれば案アンティーク感のある石鹸になります。
〇グレー×黒のマーブル模様の石鹸
<材料>
グレーの石鹸
<作り方>
上記のように竹炭パウダーを加えてグレーの石鹸を作っておきます。その生地をさらにお玉一杯分とり、竹炭パウダーで色付けします。その後、マーブル模様をつけて型入れして固めます。グレーと黒の配色がクールでシックなイメージです。大理石のような高級感のある石鹸の出来上がりです。置いておくだけでオシャレなインテリアになりそうですね。
竹炭でいつもと違う手作り石鹸
いかがでしたか?いつものハーブやアロマオイルなどナチュラルな雰囲気の石鹸に飽きたら試してほしい「竹炭石鹸」です。見た目のオシャレさだけでなく竹炭のミネラルはお肌にも良いです。市販でもなかなか売られていないので少し差をつけたいときにおすすめです。上記のようにいろいろなアレンジを楽しんでぜひ作ってみてくださいね。
クレイとは?
手作り石鹸におすすめの材料に一つが「クレイ」。クレイとは地中から発掘した粘土を乾燥させパウダー状にしたもので、豊富なミネラル分を含んでいます。このクレイパウダーを水で溶いてペースト状にすれば簡単にクレイパックにもなり、石鹸に配合すればクレイ石鹸を作ることができます。
手作り石鹸にクレイを入れるメリット
天然のクレイには、皮脂汚れを吸着する作用があります。毛穴汚れや皮脂が気になる方は特におすすめです。また、スクラブ効果もありさっぱりとお肌を洗いあげることができます。ミネラル成分を豊富に含むことからもともと色がついているものもあり、クレイの種類によっては簡単に色付き石鹸やマーブル模様の石鹸を作ることもできます。
クレイの種類
クレイには、ミネラルの含有量によって使用感も様々です。ここでは、代表的なおすすめのクレイについて紹介します。
〇カオリン…中国の高陵(Kauling)から産出されたことからこう呼ばれています。皮脂や水分をよく吸収し作用がおだやかなので、初心者の方や普通肌の方はまずカオリンを使うことがおすすめです。ボディパウダーやベビーパウダーなどにも使われています。
〇モンモリロナイト…フランスのモンモリロナイトで産出されるクレイです。洗浄力、吸着力が強いクレイなのでオイリー肌やニキビ肌向けです。お肌が弱い方や乾燥肌の方は使用料に注意するかお肌に優しいクレイを使用するようにしましょう。
〇ラスール(ガスール)…モロッコで産出されるクレイです。ラスールには肌をおだやかに整えるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分が豊富に含まれているため、保湿力に優れお肌にとても優しいことが特徴です。
クレイ石鹸の作り方
クレイパウダーを混ぜるとき、そのまま混ぜるとうまく混ざらなかったりダマになってしまうことがあるので注意が必要です。ポイントはタイミングと混ぜ方です。
クレイパウダーを混ぜるタイミングは型に流し込む前です。いきなり混ぜるのではなく、タネを少し取り出し、クレイパウダーを混ぜます。こうするとダマにならずに綺麗に混ざります。元のタネに戻すとき、混ぜ切らないようにすれば簡単にマーブル模様を作ることも可能です。
クレイ石鹸の注意点
このように、簡単に作ることができ効果も高いクレイ石鹸ですが注意点もあります。
クレイは汚れを吸着する効果が高く、使用感もとても良いですがお肌の弱い方には注意が必要です。自分で使う分には自己責任ですみますが人にあげる場合などは少し気を付けたほうが良さそうです。また、スクラブ効果のあるクレイパウダーを使う場合にはスクラブが目に入らないように十分に注意して使いましょう。
用途や目的に合わせて選びましょう
いかがでしたか?天然成分で、効果も高いクレイは石鹸の材料としてとても人気です。植物オイルに加えて配合することで、さらに色や効能を広げることができますね。
しかし、注意点などもあるのでクレイを選ぶ際は少し注意して選ぶようにしましょう。手作り石鹸用にきちんと加工され使いやすくされているものがおすすめです。クレイを配合するだけで、いつもの手作り石鹸の使用感も変わりとても楽しめると思います。ぜひ、お好きな使用感に合わせてクレイも取り入れてみてくださいね。